今回の拠点戦を’1文字’で表すならばそれは、
「圧倒的な戦力を前に諦めることなく戦い抜いた者たちの記録」だ。
(26文字オーバー)
それでは強豪へと立ち向かった小さなギルドの戦いを見ていこう。

アイコンのサイズは強さを表す
戦場はよく大砲の根城にされる北西部関所だ。
最近30人以上参加する事の多いBounderは意を決して40人枠へと踏み入れた。
砦の数は3つ、画像から分かるようにBounderは強豪ギルド東と西に挟まれる形となった。
開幕早々自砦の周りには白点が駆け回っている。
どんご氏は兵器担当にも関わらず強化を人に任せ周囲の警戒を始めた、
そして40人枠の驚異を思い知ることになる・・・。
開幕から90秒、僅か90秒で自砦北には驚異的勢力が集合していた。
これが・・・40人枠ッ!(;⦿_⦿)ゴクリ…
兵器どころかバリケードの強化すらできていないにも関わらず、
自砦北には大量のギルド東が集合していた。
たった10人最大参加人数が増えただけでこの統率力ッ!圧倒的SPEEEEDッ!
Bounderであれば集合地点を無視して飛び込む者や道中の敵と遊び始める者がいるが、
40人枠に参加するギルドはやはり桁違いの統率力を有しているようだッ!
突然の襲来に防衛は追いつかず、兵器に乗り応戦するが倒せど倒せど沸いてくる!
もはやそれは不人気度No1の昆虫、コードネームGと同じレベル・・!
突然だがBounderでは兵器を抽選で決めるシステムが取り入れられており、どんなに強力な兵士であろうと兵器に押し込まれる。
(これは気を遣って誰も乗りたくない兵器へ嫌々乗ることになり特定のプレイヤーが拠点戦を楽しめないことを防ぐ目的がある、まだ乗っていない歩兵は覚悟したまえ)
今日どんご氏は選ばれし3人の一人に選ばれ、火炎塔へ乗ることになった。
「毎回ドゥームで炎使ってるし楽勝楽勝!」などと余裕の表情でいたがその難しさを思い知る。
そう・・・
射程が短いのだ(:3 _ )_トドカネェ
いつもならば前進しながら攻撃できるため
例え移動の早いブレイヤーであろうとも地の果てまで追いかけることができる。
だが火炎塔はその場で動くことができず、さらに射程が短いので全然当たらないッ!
倒せそうでも逃げられたら届かないッ!
葛藤したどんご氏は途中から火炎塔であることを諦めて砦に近づく白点へひたすら赤ドンを連打し始めた。
火炎塔「I’m radar.(私はレーダーです)」
乱戦で味方が見つけられない敵をひたすら目立たせ、
「ここに敵がいる、始末してくれ」と味方へ情報を伝達する鉄の塊、彼はレーダーとなったのだ。
その後敵が襲来しレーダーが破壊されたので歩兵として応戦するが、
敵は非常に強力であっという間に踏み込まれる。
戦況は悪化の一途をたどり
ついに・・
張り付かれたッ!!!
砦には象が刺さり、気の利いたBounderが用意した砦破壊に使える厩の屋根には斧がはりついた。
この状況になっては手も足も出ないッ!
自砦の耐久度はガリガリ減ってゆき、残り0.5%まで落ちた。
落ちるゥゥゥゥゥッッ!!!!!(˃Д˂)イヤアァァァッ-!!!!
ずっと砦周りで達観していたギルド西がようやく東を攻め始めたが時すでに遅し、
我が砦は0.5%、もはや装備を脱いでパンチしても落ちそうなレベルの耐久度まで落ちた。
参加者は全員思っただろう「終わった・・・」と「赤線か・・・」と。
終わるタイミングが今か今かと肝を冷やしながら自砦に戻った時、
思いもよらない光景が広がっていた。
そんな馬鹿な・・・
立て直した・・・だとッ!?(ʘДʘ)
砦は0.5%、敵の襲来は止まず最後まで斧が張り付いていた。
にも関わらずどうやって彼らが0.5%からここまで砦を回復させたのか誰もが気になるだろう。
0.5%から砦を復活させるギルドなど私の中では前代未聞だった。
この摩訶不思議な現象はどのようにして起こったのか?
それは

現場にいなかったためメンバー視点
斧を振っている横で、修理をしていたのだ。
「そうだ、壊される前に直せばいいんだ」
自称IQ3の集団はその突飛な発想により常人の理解が及ばない行動を起こした。
幾度となく修理妨害が訪れる中、徐々に修理を行うメンバーは増えていく。
たとえ妨害され修理が止まろうと何度でも立ち上がり砦を修復し続けた。
例えすぐ横で斧を振る敵が見えても・・・ッ!!
まさにそれはクレイジー極まりない最高のアクション。
だがその狂気に満ちた行動によって奇跡が起きた・・・いいや”起こした”ッ!
これが、Bounderだ。
E N D
・・・おっと、拠点戦がまだ終わっていなかった。
逆境を乗り越え、もはや勝利と呼べるだけの偉業を成し遂げたが拠点戦は続いている。
もはや後日談程度の要素しか残っていないが、続きを話そう。
その後も修理を続け砦を100%まで回復させた一行は
ギルド西が既に攻めている東へと足を向けた。
ギルド西もやはり強豪ギルド、既に東の設備は全損していた。
そこにBounderの攻撃が加われば落ちることは明白だった。そして

喋る火炎塔、屋根に刺さる馬などカオスな画像
ギルド東が落ちた。
個人的には東が落ちてしまったことに残念な気持ちがあった。
なぜならば

自分と同じ服装の人を見つけてちょっと恥ずかしい現象
自分とそっくりの〇ンゴ氏という冒険者がいたからだ。
名前は66%一致、職業も同じGA、戦闘スタイルも同じくドゥームによる騎乗戦闘。
さらに頭のアバターまでも被り、もはやドッペルゲンガーと呼べる存在だ。
(ちなみにどんご氏の方が圧倒的に弱い)
願わくば1:1の拠点戦で打ち勝つことができれば素敵だっただろうという思いから、
ギルド東が落ちたことに少し心残りがあった。
だが、残る敵はギルド西のみ。
「勝てるかもしれない」という希望を抱いた直後それは踏みにじられた。
あ、つよい。_(:3 」∠ )_ダメダ
攻め部隊も押し返されている、完全に勢力で負けているようだ。
瞬く間に砦に象と斧が張り付いた。
これではすぐに終わってしまうと全員を防衛に戻すも・・・
落ちた0(:3 _ )~ チーン
こうして40人枠で最初の拠点戦は幕を閉じた。
このギルドに反省会といったお通夜のような雰囲気のコンテンツは存在しないので、
各々さらなるステータス向上を目指し装備を強化し始めるのだった。
(とある人物の名言「必要なものは戦略ではない、戦力だ。」)
■同じ拠点で戦って頂いたギルドの方々へ
今回は初めて40人枠に挑戦した拠点戦となりましたが、
圧倒的な戦力差のおかげで面白い記事を書くことができました。
ありがとうございました(⁎˃ᴗ˂⁎)